今朝、全国1万8000以上の仏塔が鐘と太鼓を鳴らし、国の平和と繁栄を祈った。

今朝（7月1日）、理事会会長のティク・ティエン・ニョン師の要請により、全国18,000以上の仏塔や寺院が6時に同時に鐘と太鼓を3回鳴らしました。

ティク・ティエン・ニョン師によれば、7月1日は、全国的に二層制地方自治制度が導入され、合併後の新省・新市が発足した初日です。これは、国家が新たな繁栄の発展の時代へと歩みを進める過程において、極めて特別な歴史的出来事です。

ホーチミン市ベトナム仏教僧伽執行委員会委員長、ティク・レ・トラン師が鐘と太鼓を鳴らす儀式を執り行う。

写真：インディペンデンス

仏教の伝統は、あらゆる歴史の歩みにおいて国家と共に歩んできたものであり、理事会常任委員会は、全国の省や都市、仏塔や寺院にあるベトナム仏教僧伽に、国家の平和と繁栄を祈願するために鐘と太鼓を3回鳴らし、平和を祈願する経文を読み、精神的な儀式を行うことで、国家の団結の力とベトナムの山河の神聖な魂を呼び覚ますよう要請している。

ホーチミン市（ベトナム・クオック・トゥ）では、バリア省（ブンタウ省とビンズオン省）との合併後、新生ホーチミン市におけるベトナム仏教僧伽執行委員会委員長のティク・レー・トラン師が、般若波羅蜜多経の鐘鼓を鳴らす儀式を執り行いました。僧伽の僧侶や多くの仏教徒が参列しました。

午後6時ちょうどに、厳粛で神聖な雰囲気の中、3つの鐘と太鼓が鳴り響きました。その後、ティク・レ・トラン師が詠唱と平和祈願の儀式を司りました。

寺院では、最も大きな鐘は大鐘と呼ばれ、通常は（内側から外側を見て）左側に置かれます。

写真：インディペンデンス

最も大きな太鼓は般若太鼓と呼ばれ、寺院の右側に置かれています。仏教の教えによると、鐘の音は法界全体に響き渡ります。僧侶たちは鐘の音に祈りを込め、すべての生き物に平安と幸福をもたらします。

写真：インディペンデンス

般若の鐘と太鼓は仏陀の教えの音です。

ティク・レ・トラン師は、仏教は国家と国民を守るという精神を持ち、ベトナム仏教は常に国家の浮き沈みや変化に寄り添ってきたと述べられました。仏教における般若の鐘と太鼓は、仏陀の教えを体現する法音であり、常に荘厳で、心を覚醒させ、私たちが自覚を持って生きられるよう促します。そこから、私たちは苦しみを認識し、苦悩を変容させることができるのです。

僧侶によると、今朝（7月1日）、国家行政機構は新たな合理化政策の下、業務を開始しました。仏教は、この政策に同調する精神で、午前6時ちょうどに般若波羅蜜多の鐘と太鼓を同時に鳴らしました。この鐘と太鼓には、仏陀の降臨を招き、国家の大事件、平和と進歩の時代への変革の転換点を示す意味があります。

7月1日の朝、全国1万8000以上の塔が一斉に鐘と太鼓を鳴らした。

式典に出席した多くの仏教徒は、般若の鐘と太鼓の音を聞いた瞬間、感極まって胸がいっぱいになった。ドゥオン・ゴック・タン氏（プーラム区）は涙を流し、「今日は国の歴史的な出来事です。般若の鐘と太鼓の音を聞いて、深く感動しました。世界平和、国家平和、すべての生き物の幸福、そして皆が手をつなぎ、新たな道を歩むことを祈ります」と語りました。

グエン・ティ・キエウ・トゥさん（プーラム区在住）も声を詰まらせながらこう語った。「仏教徒として、般若太鼓の音を聞くたびに言葉を失います。昨夜は徹夜で待ち、早朝に寺へ般若太鼓と鐘の音を聞きに行きました。60歳を超えた私にとって、最も大切なものは心の平穏です。」

仏教では、鐘が鳴るたびに、修行者はそれが悟りを開いて生きるよう自分に思い出させる仏陀の言葉であることを認識します。

写真：インディペンデンス

般若太鼓は知恵を象徴しています。ここでの知恵とは、学習や修行によって得られる知識や理解ではなく、戒律を守り、瞑想を実践することから得られる知恵です。

写真：インディペンデンス

同様に、ホー・ミー・フエさん（ヴオンライ区在住）も、式典に間に合うよう早起きして準備をしました。フエさんにとって、これは歴史的な瞬間でした。彼女は寺院を訪れ、般若波羅蜜多経の鐘と太鼓の音を聴きながら、国、家族、そして自身の平安を祈りました。

カウ・オン・ラン区在住のトラン・ナット・トランさんは、鐘と太鼓が鳴り響くと、大変誇らしく感動しました。「僧侶たちは、仏教は常に国家の運命の瞬間に国民と共にあると言っていました。そして今日、般若波羅蜜多の鐘と太鼓の音を聞いて、神聖な気持ちになり、ベトナム国民であることを誇りに思い、国の発展を信じる気持ちになりました」とトランさんは語りました。